さて、今週からは大学選びに直結する、
具体的な条件について考えてみましょう。
まずは
●1クラス人数
です。
語学留学ですから、大きな目的は語学習得です。
でもね、
文法を勉強するんだったら、
わざわざ中国に留学する必要はありません。
というか、
文法は日本で勉強した方が絶対に良い。
だって考えてみてくださいよ。
タダでさえややこしい文法を、
ろくに聞き取れない中国語で説明されて、
それで分かるわけがないんです。
文法は日本語で書かれた文法書で、
日本で勉強するのが時間効率は圧倒的に良い。
じゃぁ、なんでわざわざ留学するのか。
言うまでもなく、
●聞けて話せるようになるため
です。
では、どうすれば聞けて話せるようになるのか?
ヒアリングの授業と会話の授業に、
休まずマジメに出席する!
いやいや、
考えが甘すぎます。
とろけるほどスイート。
例えばヒアリング。
平均的な大学で1週間4コマの授業です。
1コマ45分として1週間に3時間です。
1学期のうち、授業があるのは16週前後。
中間テストとかもありますからね。
ってことは、
3時間×16週間=48時間
48時間って、
1日6時間聞き続けて8日間です。
それで聞き取れるようになるほど、
語学って甘くないですよ。
会話も同様です。
授業に出て座ってるだけでは、
絶対に話せるようにはなりません。
とはいえ、
授業も十二分に活用すべき。
それは間違いありません。
どう活用するか?
授業中に聞きまくり、
話しまくるわけです。
語学なんて実践科目です。
会話力、ヒアリング力は、
話した量、聞いた量に比例します。
「会話の授業でしょ。
会話練習する機会はみんなあるじゃん。」
いやいや、
そう都合よく話が進まないのが中国留学なんです。
例えば20人のクラス。
会話の授業で話す機会は全員20分の1で平等なのか?
それはありえません。
どんなクラスでも押しの強い学生が何人かいます。
彼らが延々と話し続けます。
先生が教室に入ってくると、
「あのさ、先生、前回の授業について質問!」
授業が始まると、
「ちょっと待った、そこ、もう1回説明して」
先生が例文を言う。
「あー、だったらさ、こういう言い方はあり?」
宿題の答え合わせ。
「おいおいおい、なんで俺の解答間違ってるの?」
何人かの学生が、延々とこれを続けます。
その間、他の学生はただひたすらギャラリーです。
ようやく会話練習。
隣の席の学生と5分くらい話す。
でそのあと、
また一部学生のやり取りを傍観するだけ。
一部の押しの強い学生が授業をコントロールし、
授業の成果の8割を奪っていく。
その他大勢の子羊ちゃんが、
ほそぼそと2割を分け合う。
これが中国留学の実態です。
じゃぁ、我々日本人が、
押しの強い学生になれるのか?
イメージしてみてください。
20人のクラスです。
先生が文法の説明をしている。
みんなジーっと聞いている。
あ、今の分からない。
どういう意味だろ?
このとき、まったく躊躇せず、
「先生、今のところよく分からないので、
もう一回、説明して欲しいんですけど。」
これ、言えますか?
残り19人がジッと見詰める中、
言えますか?
これってやっぱり、
日本人にはハードルが高いんですよ。
だからこそ、重要になってくるのが
★1クラス人数
なんです。
20人じゃなくて5人になれば、
発言回数が4倍になる。
それも確かにあります。
ですがそれ以上に、
質問とか、聞き取れなかったところを聞き返すとか、
つまり、
★声を上げるハードルが一気に下がる
私みたいに押しが強すぎる人間にとっては、
1クラス人数なんて、
はっきり言ってどーでも良いです。
100人クラスでも平気に質問できますから。
ですが、もしあなたが、
そこまで押しが強くない、
ごくごく普通の一般的日本人であるならば、
少しでも1クラス人数が少ないクラスを選んでください。
留学で得られる成果が、
天と地ほど変わってきます。
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【今週のまとめ】
1) 留学で得られる成果は平等ではない
2) 押しの強い学生が成果の大半を奪っていく
3) 平均的な日本人は押しが弱い(他の国と比べて)
4) 少しでも1クラス人数が少ない大学を選ぶべき
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